基本のチャートパターン(11):「窓あけ急落」後の「もみ合い」突破
「窓あけ急落」は、売りが殺到した結果、値がつかないまま大きく下落したことを意味します。下落が続いた末の安値圏でこの「窓あけ急落」が発生した場合は、下落エネルギーが出尽くして底打ちするケースが多いのですが、下落エネルギーが出尽くしたかどうかはその後の値動きを観察しないと判断できません。急落後のもみ合いを下抜けるようだと、下落トレンドがまだ続く可能性が高いですが、もみ合いを上抜けると、その後すぐに窓を埋めるように上昇する可能性が高いです。したがって「窓あけ急落」のパターンでは、窓あけ急落後のもみ合いを上抜けする動きが買いシグナルとなります。
利益確定のメドは、窓を埋めるまでの水準となります。損切りは、急落後の安値を割り込んだところをメドとします。窓あけ後の安値を下回ってしまうような動きでは、パターンが崩れたと判断せざるをえないからです。