信用取引には「制度信用取引」と「一般信用取引」の2つの制度があります。制度信用取引は6か月以内に決済するのがルールで、証券取引所などが規定を定めています。
一方、一般信用取引は各証券会社が投資家との間で独自に条件を定めることができるもので、一般的に返済期限が無期限のため「無期限信用」と呼ばれることもあります。1998年の規制緩和によって可能となった制度で、最近になって一般信用取引を提供する証券会社が増えています。
投資家は注文時に「一般信用」か「制度信用」のどちらかを選択することになりますが、一般信用取引の方が金利が高いのが一般的です。しかし制度信用取引では買いたい銘柄があっても信用取引の取扱い対象外であることが多くあります。その点、一般信用取引のよいところは取り扱っている銘柄数が多いことで、中には全銘柄を扱う証券会社もあります。