株式用語集-か行
買い下がり
株価が下がっている状況で、株を追加購入することを買い下がりといいます。株式売買の1つの手段として利用されています。購入単価の平均を下げることが目的で行われます。基本的には、このような取引はお勧めしません。意に反して値下がりした場合はすぐにロストカットです。ロストカットができれば大きく負けることはありませんからね。リスク管理を徹底していきましょう。
格付け
会社などが発行した債券の信用力や元本、金利の支払い能力などをアルファベットなど記号で順位づけすることを言います。格付けが高いからといっても株価が上がるとは限りませんのでトレードする際は注意してくださいね。
株式持合い
協力関係にある企業の間で、お互いに相手の株式を保有することを言います。株主を安定化し、敵対的買収を回避するために行われてきた、日本特有の資本取引慣行です。戦後の財閥解体時期より1980年代まで、株式の持ち合いの比率は高まり続けていました。しかし、90年代に入り、海外勢からの閉鎖性や不透明性が指摘され、持合株式の売却が活発化しました。このことを、持ち合いの解消売りと言います。
株主優待制度
企業が株主に対し、自社の商品や各種サービスを提供、株主価値を高める制度の事を株主優待制度といいます。個人投資家を中心に安定株主の確保を狙い現在は全株式公開会社のおよそ2割の企業が株主優待制度を導入しています。保有株式数で優待内容はマチマチですが、メーカーは自社製品を提供するケースが多いです。
空売り
通常の株取引は、「安く買って高く売る」というのが基本ですね。空売りとは、この考え方の全く逆になるトレード手法です。「高く売り、値下がりしたら安く買う」というのが空売りになります。通常は株価が上がれば上がるだけ儲けになりますが、この空売りは株価が下がるほど儲けになるわけですね。 各、証券会社で信用取引の申し込みをすれば空売りをできるようになります。下げ相場でも利益を狙いにいけるのは非常においしいですね(笑)
逆張り
逆張りとは相場の方向に逆らってトレードをすることを言います。株価が上昇し続けている局面あるにも関わらず売り注文を出し押し目の値下がりを狙って利益を上げようという手法になります。しかし投資の基本は順張りですので順張りに徹底してくださいね。
ギャップアップ・ギャップダウン
前日の終値に対して大きく株価が上昇、もしくは下落して 寄付くことがあります。前日より高く寄付ことをギャップアップと言い 反対に前日より安く始まることをギャップダウンと言います。日本ではギャップダウンの事を「窓をあける」とも 表現されることが多いですね。
公募増資
公募増資とは広く一般に株主を募集する新株式の発行形態で、時価を基準にした価格で新株式を発行する方法のことです。この増資方法には、市場機能を通じて資金の適性配分が行われること、株主資本比率の向上など財務体質改善に対する即効性が期待できるといった特徴があります。