基本のチャートパターン(5) 上値抵抗線(トレンドライン)突破
上値抵抗線(トレンドライン)に押さえられながら下落を続けていた株が、その上値抵抗線(トレンドライン)を上抜けてきたら、その後株価が上昇トレンドに転換するケースが多くなります。ただしこのチャートパターンの場合は、トレンドラインを突破した後に押し目をつくることも多くあります。したがって買いシグナルとしては「トレンドライン突破」の他に「トレンドライン突破の後の押し目」という方法も考えられます。押し目のメドとしては移動平均線などが参考となるでしょう。
利益確定は、株価の上昇に伴って撤退ポイントを上げながら、上値を追いかけるとよいでしょう。この際の撤退ポイントは上昇途上でもみ合ったラインなどに置き、もみ合いを下に割り込んだら撤退とします。「上昇トレンドへ転換すると思われたが再び下降トレンドに入ってしまった」と判断できるところが損切りポイントです。