最初の損は最良の損
最初に勝てば自分の腕だと思いこんで後々大損するかもしれないので、最初は損をするほうが良いという格言。ビギナーズラックを過信すると、後で痛い目を見ることになるので、それよりはむしろ最初の投資が損だった場合のほうが、そこで学ぶべきこともあるという意味。
三空は売り
チャートの用語で「空(くう)」というのは、「マド開け」という言い方もしますが、上げ相場の場合、「前日の株価よりも高く始まって、一度も前日の値段まで下げないこと」を言います。「三空」というのは、「空」が3日連続して起こることで、3日連続して前日の株価よりも高く始まって、前日の値段まで下がらない状態のことを言いますが、このような状態だと、相場もかなり過熱しているので、相場の勢いに惑わされずに、逆に慎重になりなさいという格言。
知ったらしまい
材料も悪い材料もみんなが知ってしまえばそれは当たり前のことになってしまって、値を動かす力はなくなる場合のことを指す格言。
筋の耳打ちは信頼するな
「あなたにだけ教える」といった情報通の話には乗るな、というウォール街の格言。
静中に動あり
動かない相場を見る場合、死んでいる静なのか、冬眠している静なのか、嵐の前の静なのか・・と、相場の中まで見通す事が必要であるという格言。
節分天井の彼岸底
相場の季節性や循環性を説いた格言。株式市場では、節分のある二月に天井をつけ、三月後半のお彼岸の時期には一年を通してみると底になっているケースが多いとされる。
相場に過去はない
「あの時、買っておけば」と後悔しても仕方がない。その時買えなかったのであれば、それは縁がなかったと考え、投資には前向きの姿勢で取り組むことが大切であると説く格言。
相場の器用貧乏
「器用貧乏」とは、何をさせても、取り合えずは無難にこなすが、特に秀でたものはなく大きく出世しないことをいいます。株式投資の世界で、このことを皮肉った格言です。小技を効かせて売買しても、目先の小幅な利益は得ても大きな成果は期待できない。このような意味合いです。
相場は明日もある
どうしても今日相場を張らなければならないということはないという意味。「チャンスは明日もある」というぐらいの余裕をもって、相場に臨むべきという格言。
相場は相場に聞け
よく、「相場は生きもの」という言葉を耳にしますね。なかなか思い通りには動いてくれないのが相場であり、理屈の通らない動きをするものです。「自分の考えに執着せず、素直に相場にしたがうべきだ」そのような教えを説いている格言です。
損して休むは上の上
損をした後に、「なんとか取り返そう」とやみくもに売買するのは危険であるという格言。損を取り返したくてはやる気持ちになったときこそ、落ち着いた態度に戻るためにも、しばし休むことが肝要であるという意味。
損切りは素早く
投げの決断ができなかったために損が大きくなり、資金が減るということにならないように、投げの判断は素早くやれといった意味の格言。
備えあれば迷いなし
投資で重要なことは、自分がしっかりとした相場観をもち、自信をもって臨むことであるという格言。そのためには研究が必要であり、カンだけを頼りに投資すると、目先の動きに振り回されたり、他の値上がりしている株がよく見えるなど、迷ってしまうことになる。